iPodのプリセットイコライザーの特性
iPodシリーズには色々な名前のついたプリセットEQが内蔵されていますが、
それぞれのカーブの特性は公表されていないようです。
っということで早速測定してみました。
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※2013.10追記
記事の作成から約5年ほど経ちました。
当時はiPod nano 4Gでしたが、現在はiPodもiOS上で動作するようになり事情も変わってきました。
イコライザーは増幅方向で働くため信号がクリップして使い物にならないものでしたが、現在は0dBから
カットする方向で働くように変更されているようです。またiOS6からは「Late
Night」という夜用のイコライザーが
搭載されました。ただし、「オフ」の時と変わらないフラットのようなのですが…。
それではデータをご覧ください。iPod touch 5gでの測定です。
※クリックで拡大
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■気になった点とか
※フラットの時の数値=ipodの周波数特性となるが、全域にわたりフラットで素晴らしい。
※イコライザー「オフ」と「Flat」は一緒じゃないの? → 一緒みたいです。
※EQかけると歪むんだけど… → 0dBFsまで使われている普通のソースだとブースト要素のあるEQを使うと歪むようです。
※グラフの10KHz以上がLogになってませんね→わかります。
■オフ
■Acoustic
■Bass Booster
■Bass Reducer
■Classical
■Dance
■Deep
■Electronic
■Flat
■Hip Hop
■Jazz
■Latin
■Loundess
■Lounge
■Piano
■Pop
■R&B
■Rock
■Small Speakers
■Spoken World
■Treble Booster
■Treble Reducer
■Vocal Booster
※測定条件 -16dBFs サイン波 Fs=44.1KHz WAVファイル / iPod nano 4G ヘッドホン出力
ボリューム最大 負荷20KΩ / 0dBr=-13.6dBu
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