ミキサーを通すだけでこれだけ劣化するのよ(リサージュはちゅね比較もあるよ)
RMAAのデータを読むための参考用として、基準として測定したMbox2Proのライン出力
to AUX入力のループバックの部分に
ミキサーを挟んだ場合の性能を測定してみました。ミキサーはMackie 1402-VLZ Pro で、安物でもないレベルの小型ミキサー。
使用したチャンネルはステレオインプットの13-14。MAIN OUTをMboxに戻します。
使用せずとも3バンドのEQ回路が通っているため、何らかの悪影響を及ぼすことは明らか。さてどうなるのやら。
通常、モニターのためにミキサーを使用するのは必要悪で、聴感上ではまず問題にならないレベルとされている(はず)ですが
みなさまは測定の結果をどう感じるでしょうか。
ちなみに今回は、比較のために "はちゅね様" にも登場していただきました。
■ミキサーなし(オーディオI/Fの出力と入力を直結)
とても綺麗に描けていますね。
■ミキサーあり(オーディオI/Fの出力→ミキサー→オーディオI/Fの入力)
だめだこりゃ
※測定条件
使用データ:はちゅねミクがオシロに舞い降りたII(MP3プレイヤー編)‐ニコニコ動画(ββ) Fs=44.1KHz/16bit
これをPC上で再生した後、アナログ経由したものをPC上で録音。
WAVファイルをWaveSpectraで再生し、移動量500サンプルで2 or 3回のスクリーンショットをフォトショの比較(明)
にて合成。
WS.INI
[Window]
Maximized=
PosX=310
PosY=0
Width=481
Height=654
WaveWindowRatioX1000=722
PositionSetWindow=1
以下、RMAAによる比較です。
みどころは、F特の劣化と歪みの増加、チャンネルセパレーションの劣化、ハムノイズの付加あたりでしょうか。
Test | Mbox 2 Pro With 1402VLZ | Mbox 2 Pro |
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB: | +0.15, -0.36 | +0.01, -0.02 |
Noise level, dB (A): | -102.7 | -103.3 |
Dynamic range, dB (A): | 102.7 | 103.3 |
THD, %: | 0.429 | 0.0041 |
IMD + Noise, %: | 0.077 | 0.0079 |
Stereo crosstalk, dB: | -79.6 | -100.4 |