Seagate barracuda 7200.11 ロック解除用シリアル通信I/F



2009年1月に発覚された、HDDが突如認識されなくなり、データアクセス不能になる不具合に
対応するためのシリアルI/F基板を製作してみましたよ。(随時更新中 パーツリスト、拡大画像追加)




■全体図

回路の内容はHDDのシリアル通信端子の電圧をRS-232Cに適合する電圧に
変換する役割りをもつもので、回路はICひとつで電子工作的にも簡単な部類といえるでしょう。
レッツチャレンジ!



■回路図

※注意  他の方の製作例をもとに製作しましたが、HDDへのインターフェースの電圧が
5Vでは過大だという話がありました。抵抗で分圧する方法が提案されていたり、
または3.3Vで再設計を考えています。


決して複雑な回路ではないので、配線さえ間違っていなければ動作するでしょう。

※2009.6 回路図にミスがあったので訂正しました。
15ピンと6ピンが逆になっていました。Cが入るのは6ピン側でした。






■基板拡大写真(表面)






■基板拡大写真(裏面)

画像クリックで拡大





■D-subコネクタ(シリアル端子)

PCのCOMポートと接続するコネクタ。マザーボードについていない場合は
RS-232C-USB変換アダプタを使用する。
USB変換アダプタに直接接続する場合はメスコネクタで回路図通りで良いが、
PCに直接接続する場合、一般的にはPCおよび機器の両方にオスコネクタがついており
クロスケーブルで接続することになる。よってこの場合はオスコネクタを使い、
TxDとRxD(pin2とpin3)の結線を逆にしておく必要があるから要注意だ。


■電源部

ICに供給する5V電源が必要なため、今回は4pin-SATA電源変換コードの
赤(5V)と黒(GND)を分岐して基板へ配線した。



■HDDへの接続コネクタ

たまたま持ち合わせに2mmピッチのコネクタがあったので使用したが、
これはあまり一般的でないようです。
最悪、直接ハンダ付けするかICクリップを用いることになるが、この場合は
通信中に接触不良を起こさないように注意が必要だ。



■パーツリスト

IC MAX202CPE RS-232トランシーバ
秋月で取り扱いのADM3202でもそのまま互換でいけそうだよね? 安いし

ユニバーサル基板 (使用したのは千石電商のもう少し小さいものですが、ネットに載ってません)
秋月のD-sub付き基板

積層セラミックコンデンサ 0.1μF 4個使用

D-sub 9pinコネクタ オスもしくはメス
秋月なら50円

ICテストクリップ

SATA電源ケーブル 片側の黄色と黒は根元で切断して、赤と黒のみ分岐して使おう

2mmピッチコネクタ 最悪コレ切って使うのがいいかも


※ざっと並べたけど、秋葉原まで足を運ぶなら秋月→千石→マルツな感じで在るもの順で買うと安いと思われ
通販で一発で揃えるなら高いけど(モノが良いってのもある)マルツかも。




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